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「ちなつ」さん、妊� →特別養子縁組へ、自分がクズすぎる
2016年4月26日
*** ハンドルネー� ***
ちなつ
*** ご相談の内容 ***
こんにちわ。
なにをかけばいいのかわかりませんが、
自分は頭がおかしいのではないか? と思うので、投稿します。
現在22歳、妊� 8ヶ月、望んだ妊� ではありません。
また、愛している彼氏がいますが彼の子でもありません。
どこの� れかもわからない人の子です。
おろそうと思いましたが、結局、手術がこわくて、特別養子縁組に� すことにしました。
きっと、特別養子縁組がなかったらおろしてます。
私には家族はいません。
絶縁状態です。
母親は、よく暴言をはくひとで、 しね ゴミ、
社会のクズ、カス、 お前なんかうまれてこなければよかった。
とヒステリックにいうひとです。
怒鳴られてた記憶はありますが、
きちんと将来の話や、世間話などをしたことはありません。
話してもなんだかけなされたり否定されたりばかりで、
言葉は無力なんだ、とよく思いました。
父親は、ギャンブル、タバコ、お酒、 すぐ怒鳴る。すぐ怒る、
ものにあたる、 のひとで、 父親がいるときはいつも顔色を伺っていました。
なにか発言したら怒鳴られるのではないかと、 父親を怒らせたら、母親はいつも、
お前のせいで余分なことしやがって、 ほんと余計なことしかしないと責める人で、
かばってくれるひとはいませんでした。
小学生のころからいつも死にたいと思っていました。
自分がいる意味がわかりませんでした。
兄弟はいましたが 4人兄弟で、私だけ女、ひとりぼっち。
私だけ� �暗なので、話せず、 どんくさいので、母親にいつも ほんと嫌この女。
嫌がらせがしたいの?
そうゆうところパパにそっくり、ほんと嫌。
しねばいいのに、 お前なんか死ね。
といつも言われてきました。
そんな発言に対して、母親や父親は、 どこの家庭でもよくあること、
やらないお前が悪い、 お前がちゃんとしないから悪いと言われてきました。
私はぐれたりもしませんでしたが、 いつもぼんやり、過ごしてきました。
中学3年になっても、進路などピンときませんでした。
どうせいつか死ぬんだから、進路なんて意味ないと思っていました。
通信制、通うタイプの高� �にはいり、 それから家出を繰り返すようになりました。
非行はしてないです。
人に迷惑をかけることが嫌でしたし、 高� �2年からは、
学校にいくいみがわからなくなり引きこもり、ネット依存になりました。
ただ、このままではいけないと高� �は卒業しました。
それから20歳まで、フリーターをしましたが
家に居� �所がなく、 毎日、ネットカフェに通い夜を過ごしました。
朝の6時から14時まで働き、家にかえり、寝た後、家族がかえってくる時間になると、
おもむろに外にでてあてもなく時間をつぶし 22時から朝5時まで、
ネットカフェにいき、 そこからまた仕事にいきました。
そんな生活が嫌になり、20歳になりやっと自分で部屋がかりれる年齢になったので、
寮ありの仕事をみつけ介護士になり、家をとび� しました。
はじめての一人暮らしはほんとに幸せでした。
ただ、仕事環境は劣悪。 同僚はすぐ休む、当日� 勤当たり前、 モラハラな先輩。
ケアしない上司などで、最悪でした。
仕事は好きでしたが、 しだいに身体中にアトピーがでるようになり、
ストレスで、蕁麻疹、 心臓が苦しい、 夜に突然涙、熱がでるなどなり、
仕事を無断� 勤するようになってやめました。
そこからは、また引きこもり、 生活費は出会い系などで稼ぐようになりました。
家賃と、光熱費、食費� け、 税金などははらってません。
仕事は、社会保険� ったのですが、 役所に切り替えをしてなかったため、
国民保険料に� 入したまま放置で、
差し押さえ通知が来て、 いっぺんにはらった事もあります、
毎日をぼんやりすごしていました。
腕や首じゅう、ジュクジュクでひどいときは血まみれ、
そんな、体で外にもでたくなく、 引きこもりました。
そんなとき、 避妊してたつもりが妊� しました。
おろそうと思いましたが、結局自分の身かわいさ、
最初にいった病院があまりにもデリカシーがなさすぎて
メンタルが馬鹿なわたしはこわくなってしまい、病院にいかなくなりました。
ころすことも怖くてできず、
特別養子縁組に� すことにしましたが、 いま� に後悔します。
妊� して、生活費も厳しくなり、 生活一時金を申し込むか悩んでいます。
いきあたりばったりで、逃げてばかりの人生、 虚言癖もあります。
自分のゴミさ、クズさを認めるのが怖いんです。
嘘をついてないといきられないんです。
特別養子縁組の支援団体はいますか、
出会い系のことをいえずに、相手はわからないと� けしか伝えてません。
生活も、なんとか大丈夫です。
としかいってません。
ほんとは苦しいです。
在宅ワークなどで頑張ったり、
仕事を探したりはしていますが、 カツカツで、ほんとにギリギリです。
自業自得すぎてばからしい せめて、これが、愛した彼の子なら、
なにをしても守り通したい、と思うのに、 なぜわたしはおろさなかったのか、
自分が頭がおかしすぎて理解できません。
いっそ� �がおかしいならま� 救いようがあります。
性格というなら、これから悔い改め人生をまともに過ごしていきたいです。
働くのは好きでした。
ただ、人が怖いのです、 力の抜き方がわからなくて、いつもいつも失敗してしまいます。
自分がゴミすぎてクズすぎて、もうどうしようもありません。
私は頭がおかしいのでしょうか?
【ご挨拶】
「ちなつ」さん、初めまして風早里美です。
ご連絡を� �いたのが4月ですので、随分とお返事が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
最初に文� を読ませて頂き、色々な事をお伝えしたいと思っていました。
直ぐにお返事が出来なかったことを、本当に申し訳なく思います。
出産をされるタイミングを考え、投稿を戴いた4月以前の方へのお返事前に書かせて頂く事にしました。
何かが伝わる事を願って書かせて頂きます。
ま� 、ここにいらっしゃると良いのですが・・・。
【本文】
妊� 8ヶ月との事で、2か月が経過しています。
出産はされたのでしょうか?
どんなお気持ちで『出産』という命がけの経験をされた事でしょう・・・。
私も命がけ� った何回かの出産を思い出し、一人ぼっちで出産されたであろう貴女を想います。
ちなつさん、貴女は『ゴミ』でも『クズ』でもないですよ。
育たれた経緯を読ませて頂き、両親・兄弟はいらしても
一人ぼっちで生きて来られたの� と思いました。
否定される言葉を投げつけられ、愛されていると感じる事も理解される事も
心がリラックスする事もなく、子供でありながら
大人の様な心で自分を守り生きてこられたの� ろうと思いました。
読ませて頂いた貴女の文� は、とても聡明なものでした。
きっと、ちなつさんは受け入れて頂けないと感じますが、私はそう感じたのです。
それは、過去を振り返り自己分析していると思ったからです。
時系列であったり理由であったりを、分かりやすく書かれていると感じたからです。
勿論、書かれている内容は『援助交際』であったり、仕事を辞めたであったり、
誰の子供か分からない妊� をされ、養子縁組をされるであったりです。
ただ、それらの随所に、貴女が何とか踏ん張って
自分を良い軌道に戻そうと足掻いている様子が伺えました。
例えば、高� �時代に登校せず引きこもりの様な状態になった時期にも
「これでは、いけない」と思い高� �を卒業されています。
また、家に居� �所の無かった貴女はバイトをして自立しようとされ
20歳を超えると家を出る為に仕事を決め寮生活を始め、更に自立しようと試みています。
結果としては、社会問題になっている福祉の劣悪環境により
アトピーを含め身体症状が出てしまったの� と思いました。
きっと、ちなつさんは「私が駄目� から頑張れなかった」と思っているでしょ?
でも、そうではないのですよ・・・・・。
頑張っても、� �張っても、本人の努力だけでは結果が出ない事はあるのです。
実は、私も何度も� �張った挙句に身体を壊して辞めた事があります。
身体症状に出すことでしか、『辞める事』を自分に許せなかったの� と思います。
『心身症』と言われる状態です。
頭では「ま� 、やれる」「やらなければ」と思ってるのですが
心は『もう無理』と知っており身体に症状を出して止めさせようとします。
ちなつさんは、一人で生きて行く為には「辞められない、辞めたくない」と思っていたでしょ?
血まみれになりながら、パニックと思われる症状も併発し・・・、
それでも幸せだと思える一人暮らしを維持したかったでしょ?
ちなつさんは、精一杯に頑張ったと私は思います。
このような22歳までの人生を送りながらも、「働くのは楽しかった」と貴女は言います。
私は、貴女のその前向きな姿勢を� 敵� と思いました。
貴女は変わりたいと思っています。
虚言があり、出会い系で出産し特別養子縁組に頼っています。
でも、それでも・・・、そうだからこそ貴女は「変わりたい」と思っています。
「人が怖いのです、 力の抜き方がわからなくて、いつもいつも失敗してしまいます。」
貴女は、こう書いています。
今のちなつさんには、力の抜き方を経験してほしいと思います。
色々な意味で『怖い人』は、一杯います。
でも、養子に出し別れる事になるお子さんが、貴女を助けようとしています。
養子縁組の支援団体の方に、生活一時金� けではなく、このままを正直に話してみませんか?
話せなければ、このHPを見せて「これは私です」と言ってみませんか?
色々な考えの方がいるのでしょうが、全ての人が貴女を理解してくれないわけではありません。
少なくても私には、貴女が悩み苦しみ、でも変わりたいと思っている事が伝わりました。
その可能性を考えてみませんか?
支援団体の方も信頼に足りる人でないのであれば、
公的機関に「生活支援員」という方々がいらっしゃいます。
今年も12月に、こういった方々に向けた講座をさせて頂く予定になっており
真摯に、� 実に悩んでいる方の力になりたいと思い、一緒に悩み考えて下さる方も多いと思います。
ちなつさんにとって、ご両親は家族は貴方を攻撃してくる存在� ったのでしょう。
『人に対して怖い』と思う気持ちは、そこに起� していると思われます。
『怖い人』も確かにいます。
でも、『優しい人』『痛みを分かろうとする人』もいるのですよ・・・。
社会は『厳しい』もの� と思いますが、『冷たい』ものではないように感じます。
一人ぼっちで、� �張り続ける事は辛い事ですが貴女が貴女を育ててみませんか?
お子さんを養子に出され育てる事は、今は出来ませんが
ちなつさんが、ちなつさんを育てる事は出来る様に思います。
嘘もつくかもしれない・・・、現実から逃げたいと思うかもしれない・・・
安易な出会い系の状況を選ぼうとするかもしれません。
そんな自分自身を理解し受け止め、時には叱り、時には抱きしめてあげませんか?
育ててあげませんか?
貴女の中のインナーチャイルド(小さな貴女)は、
膝を抱えて、哀しい目をして泣きながら貴女が来るのを待っています。
その小さな手を握りしめ、一緒に手を繋いで歩いてみませんか?
貴女は変われます、貴方自身が決意をすれば・・・
時には、辛い時や逃げたい時があったとしても、諦めないで育てれば
きっと、貴女は変わる事の出来る人� と思います。
社会が、世間が、貴女を諦めたとしても、ちなつさん自身は諦めないで。
応援しています・・・。