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「きとり」さん、理想の家庭を持った義妹に憎悪、辛さ感じる
2016年3月27日
*** ハンドルネー� ***
きとり
*** ご相談の内容 ***
突然のご連絡申し訳ございません。
皆様様々な悩みを抱えていらっしゃり、
的確なご返答をされておりましたので、ご相談させていた� いております。
夫婦関係について悩んでおります。
結婚三年目です。
歳の差結婚ですが、主人は非正規雇用、私は正社員で収入も私の方が上です。
そのため、私は残業もどうしても多く 、
主人は家のことを殆どこなしてくれています。
家事が苦手な私には本当にありがたいと思っていますし、感謝も沢山しています。
そうなることももちろんわかって結婚していますので、
今更年齢もいっている主人に就職の事をとやかく言うつもりもありませんが、
やはり心のどこかで 『しっかりしないかなぁ』と思っているのは事実です。
主人の妹さんは既に結婚しており子供も二人いて、専業主婦。
旦那さんは大手企業の役員さんでとても優しく妹さん家族は大好きです。
ただ、その完璧なまでの妹さん家族の家庭がとてもうらやましく、
その気持ちが段々嫉妬にな ってきてしまい、
今では軽い憎悪にまで発展してしまっています。
私達には子供もいませんし、死ぬほど欲しいけど、
今の私の収入では不自由なく育てていける自信もありません。
それに追い撃ちをかけるように昨年子宮ガンの予備軍であることも発覚し、
経過観察ではありますが、これ以上進んだら一部切り取り手術です。
流産や子供ができなくなる リスクも高くなります。
私が望んでいる家庭を目の前に見せつけられて
私はどうして違うんだろうと毎日苦しいです。
妹さん家族ともよくご飯いったり、遊びにいったりしますが、
本当は辛いのにニコニコしながらいなきゃいけないのが本当に死ぬほど辛いです。
先日私も酔っ払ってて主人に妹さん夫婦につい て毒づいてしまい、
自分の家族をそんな風にいわれた主人はもちろん怒りました。
もうどうすればいいのかわかりません。
感情のコントロールが非常にできなくなっております。
何かアドバイスなどいた� ければ幸いです。
長くなりました。申し訳ございません。
よろしくお願いします。
【ご挨拶】
「きとり」さん、初めまして風早里美です。
数か月前、ご相談を戴いておりましたがお返事遅くなり申し訳ありませんでした。
【お返事】
きとりさんのご相談を読ませて頂き、文� の行間から強く感じる事があります。
それは、自己コントロールが出来る方であるらとうという事です。
まず、私に何故こういった内容を書いてみようと思われたのかを書かれています。
一般的に多くの方は、ご自身の状況や感情を書き始めには書かれる方が多いです。
ところが、きとりさんは分析的な内容から書き始めています。
それは、自己防衛といった意味で人に
誤解をされたくないであったりする理由で
状況説明から入って行かれる事が、きとりさんのお人柄を示しているように思います。
恐らく子供時代から客観的に分析し、自分にアプローチをかけ
考えることでベストな選択を随時され、自己コントロールしてこられたでしょう。
その事は、恐らく貴女を守ってくれたとも思います。
結果、自分が「どう、したい」かではなく
「どう、するべきか」を考える様になったの� と思います。
その事自体は大切な事であり、能力の一つ� と思います。
そういった選択や行動が、学歴や職歴などの様な
何かの結果に繋がって行かれる事も多かったのではないでしょうか?
ただ、そういったお人柄が『� �張り過ぎる貴女』を形成してはいませんか?
お酒を飲まれた際に、本音の貴女が出てしまった様ですね。
とても� �張り過ぎてしまった「きとりさん」は、
ご主人にも隠しているわけではないですが良い子を演じているようです。
� そうとしているわけでもないし、ご主人を信じていない訳でもない。
でも割り切っているようでも、心は正直です。
本音の部分では、割り切っているわけではありません。
勿論、何でも正直に全ての本音を話す事は難しく、理解されにくい事です。
ただし、それはバランスの上で多くの本音を隠し過ぎると周囲の理解も乏しく
結果として今回の様に、ご主人でさえ貴女を十分に理解できず
妹を含めたご主人の親族を単に「悪く言われた」との認識に至ってしまいます。
「きとりさん」の中の本音を整理し、
話しても良い範囲を少し多くされては如何でしょうか?
ご主人に愛されたいからこその� されたその部分により、
ご主人との関係性が悪く乗るのは本末転倒ですよね・・・。
ご主人の仕事のあり方や立� �など、彼が傷つく事が含まれている事ですので
中々誤解を与えないように伝える事は難しいとも思いますが
もっともっと信頼関係を深める為にも本当の貴女の気持ちを伝えてみませんか?
溜まりに溜まった気持ちが、外に出たがっています。
本音を伝えていない為に無理解である� けで、
伝える事によって貴女の辛さを理解してくれる可能性があります。
「子宮ガンの予備軍」との状態、とても不安で辛いお気持ちですね・・・。
その事は、ま� ご主人には話しやすい内容でもあり相談をされたのでしょう。
ただし、男性の認識と女性の認識では、妊� ・出産に関して随分と違います。
不安や辛さと言った、自分の気持ちを彼に話し伝え、受け止めてもらっていますか?
ご主人は家事についても協力的ですね・・・。
感謝しながらも、経済的� 担に対して割り切れない割り切れないお気持ちもあります。
勿論、無い物ね� りの様に、聡明な考えを持っていらっしゃるだけに
『割り切ろう』『割り切ろう』と、自分に働きかけますが心は正直です。
ご主人の経済的状況を責める言い方ではなく、
ご自身の辛さや割り切れなさを話す方法を考えてみませんか?
ご主人の事を指示して言う事を『YOUメッセージ』といいます。
例えば、「貴方がこうだから、安心して妊� できない」「貴方が、正社員になってくれれば・・・」等・・。
これは、自己防衛という自分を守ろうとする気持ちを高め、
言葉が受け入れがたくなり、反感を持ってしまいます。
自分の心情を伝える言葉を『Iメッセージ』といいます。
例えば、「私は病気にもなり、子供を得られるか不安なの・・・」
「私は家事を手伝ってくれて有難いと思っているの・・・」
「義妹家族を好きなの� けど、羨ましいからこそ嫉妬を感じてるみたいなの」等・・・。
相手(ご主人)の自己防衛を高める事無く、
比較的自然に共感の感情を持てる可能性があります。
ご主人に自分自身の本心を見せる事が出来ないのは、ご主人を信頼していませんか?
それとも、そういった事で起こるかもしれないバトルを避けたい為ですか?
または、「きとりさん」自身の成育歴の中に、
正直な自分を出せる環境が無かったのでしょうか?
「きとりさん」、貴女は一生懸命に生きてこられたの� と思います。
色々な事を受け入れ、飲み込みながら頑張ってこられたのでしょう・・・。
夫婦関係において、どこまで相手を信頼して自分を出すことが出来るかは大切です。
ご主人を信じられるのであれば、怖さを乗り越えて≪信頼≫して自分を見せてみませんか?
ご主人をどこかで信じていないのであれば、その根底の気持ちが何処から来ているのか
一度、しっかりと考えていかれる事をお勧めします。
その結果、自分自身を探し出し、
もう、『� �張り続ける事』を終える事が出来ればと願っています。
応援しています。