HOME > セラピールー� > メールカウンセリング事例集 > アダルトチルドレン > 2008/01/15
「タカ」さん、・・・社会不安で現実から逃げてしまう自分
2015年12月20日
*** ハンドルネー� ***
タカ
*** ご相談の内容 ***
こんにちわ。 初めてこういったカウンセリングサービスを利用する者です。
私は、22歳でIT業界でエンジニアをしている、社会人2年目になるものです。
私は、今まで人間関係の不安で数度、社会環境から逃げてきました。
・バイトのバックレ
・大学中退
・会社の無断� 勤からのバックレ
上記の行動に至った原� として共通するものは、
コミュニケーションがとれないことにあります。
・人の気持ち、思考、自分に対する意識、反応等を異常に気にしてしまい、自分から話しかける、質問しにいくことができない。
・自分の考え、気持ち、意識を言葉にすることができない。 →これにより、仕事で質問しようとすると、何をいいたいのかわからない。っと怒られてしまう。
また、この人は僕のことどう思っているんだろうと意識し始めてしまうと、
その人に対して、かなりの恐怖心のような感情も抱いてしまいます。
仕事柄、ここをこういうふうにした理由をちゃんと
説明できないといけないので、すでに支障が出始めています。
一度目の逃げ(無断� 勤)は会社から大目に見てもらいましたが、
いまでもひきづっており、またやってしまいそうです。
ご相談したいことを簡潔にまとめますと、
・どうすれば、人の気持ち、感情をきにしないで、行動できるようになれるか。
→自己中心的、マイペースな自分になりたい。
・どうすれば、うまく自分の考え、伝えたいことを言えるようになれるのか。
→質問したいことを紙にかいたり、
頭で整理してから、質問しにいったりしているのですが、質問直前で
頭が真っ白になりテンパってしまい結局言っていることが分からなくなってしまうパターンが多いです。
以上、よろしくお願いいたします。
【ご挨拶】
タカさん、初めまして風早里美です。
メールを� �き、随分と経過してしまいました。
本当に、お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。
その後、どの様に生活されていますか?
お仕事は行かれていますか?
遅くなりましたが、お返事を書かせて頂きます。
ここへ、ま� いらっしゃると良いのですが・・・。(謝)
<お返事>
タカさん、大学・バイト・会社・・・色々な場面で逃げてこられたようですね。
書かれた内容を読ませて頂き、社会不安障害・・・、適応障害のようですね。
人間関係や、仕事の状況に対して対応に迷いが出ると不安感が高まり
逃げたくなってしまうの� と思いますが、今のタカさんは一生懸命に戦っているようです。
踏ん張る意味で、ここに書き込み方法を知りたいと思っているのでしょうね。
「知りたい」と書かれている内容について、前半はとても難しいご質問であり
一気に改善する様なシンプルな答えが無いとお伝えしなければらなりません。
後半は、後半で内容的には心がパニックを起こされている様子です。
それらは他者からの評価を意識する事によって、自分以上の自分に見せようとしていたり
相手からの質問や批判があった� �合の対処を考えてしまうと不安が高くなり
結果として情� �を整理出来ず、不安感に基づいたネガティブな結果を想定し
ブレーカーを落とす〈回避的)といった在り方になるの� と思います。
但し、ここに書かせて頂いた様に可能性の有る方法が無いわけではありません。
ケースごとにその状態になる理由が違いますので、それを探す必要があります。
つまり、成育歴(育った環境)の中にそれが無いのか?
気質� とすれば、それはどういったものか?
思い出し・考え・整理して、ご本人が自分自身を理解していく事が大切です。
それらが終われば、その理解した状況を場面場面で考えた行動や言葉をアウトプット
場面の経験をしていく事です、「アサーションする」と言っても良いでしょう。
「アサーション」とは「主張する事」です。
しかし、自分勝手な主張する事ではなく、お互いに歩み寄れる� �所を探し
お互いが納得度を上げる事の出来るコミュニケーションの方法です。
これについては、しっかりと方法を含め調べられ理解を深めると良いと思います。
ご自身で情� �を探されて実践するという選択肢もありますが、
正直、それでは不十分であると思われます。
近い距離に相性のあう専門家を探され、面談に通われる事をお勧めします。
その存在に鏡になって頂き、ご自身を映してみて下さい。
タカさんが言われている様に、色々な事から逃げてきた自分が見えるでしょう。
自分の嫌な事が見え過ぎて辞めたくなるかもしれません。
でも、今は見えているようで自分の事が何も見えていないので、
事実以上に自己否定が強いはずで、貴方は苦しんでいます。
その自分自身の苦しさを少しずつ減らしていきませんか?
私のところにも、同じような状況の方が多くいらっしゃいます。
ご本人が、「本当に変わりたい」と決めていらっしゃる方々は変わっていかれます。
「変わりたいと思う・・・」という曖昧さでは、難しいかもしれません。
過去の色々な時に逃げる事によって得た「一時的安� �の魔力」に� けてしまうからです。
何度も何度も、「もう逃げない」と決めるけれど逃げてしまう・・・という経験をして
最後には「変わる気持ち」を失ってしまいます。
「学習性無気力」という状況になっていきます。
どうか、少しでも前向きに足掻いている今こそ、自分を変える事を決意して欲しいと思います。
応援しています・・・・・。