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「桐子」さん、結婚したい彼の死別した元彼女の存在に悩む私
2014年12月4日
*** ハンドルネー� ***
桐子
*** ご相談の内容 ***
2年前に長年おつきあいした彼女(ほぼ内縁状態)と
死別された方と結婚前提で交際しております。
死別された方との付き合いに悩みまくりで辛くなってしまっています。
彼は、整理できていて、私だけを見ているつもりのようです。
実際そうなのかもしれないのですが、私はどうしても影に悩まされています。
前の交際相手の写真や存在を知りたくありませんでした。
知らずに無邪気に愛したかったです。
残念でなりません。
亡くなられたご家族といま� にお付合いしていたり、
私の家族の名前や誕生日、記念日などが前の方のご家族と同じ� ったり。
ただの偶然なのかもしれないけれど、
彼はそれを喜ばしいこと� と思っている気がします。
前の方と私を関連させるのは、お願い� からやめて欲しいと思ってしまいます。
私は、嬉しいどころかとても気分が悪くなります。
他人と重ねられているような不快感がどうしてもでてきていまします。
浮気相手を容認しているような不条理も感じます。
彼にできる� け正直にその旨も相談させてもらうのですが、そんなことはないという弁明を聞き、
そのときは落ち着き、彼を好きだと思ってしまうのですが、時間が経つとまたノイローゼになりそうになります。
彼と一緒になって、ずっとこんな苦しみが続くのか、
それとも慣れていくのか、
それとも少しずつ駄目になってうつ病になるか離婚になるか。
とても不安です。
でも、彼くらいしか、私とつき合ってくれる人はいないと思ってしまっています。
私を幸せにする覚悟を伝えてくれていて、
彼に助けを求めるような気持ちがあります。
彼と結婚したいです。
でも死別のことが受け入れられません。
それ以外にも色々大きな問題が双方にあるのですが、
それはなんとか解決して乗り越える覚悟ができています。
でも死別の経験を全部捨ててほしい。
私と関連させないで欲しい、気落ち悪い。。。
不愉快、生理的に受け付けるのが難しいです。
(前の方との共有していたものを使ったり、想い出の地にいくなど・・・)
耐え続けらるか、自信がありません。
どんな考え方や過ごし方をしたら、楽に自然に幸せに生きていけるでしょうか?
<お返事>
「桐子」さん、はじめまして風早里美です。
ご相談内容を読ませて頂きました。
私が「桐子」さんの書き込みにお返事をしたいと思ったのには
私が以前、奥様が死別をされた方と出逢い、
お互いに想いはあったもののお別れをした経験があったからです。
「桐子」さんの状況と似ていて、奥様のご親族と死別後もずっと関係を深く継続され
デートの最中にも、お母様や義姉からの連絡を受けている状況でした。
違うところは、お付き合いも浅い段階でお互いに相談をして
� 距離であった事と、結婚までに時間を要する事情があった事等、
色々な大人の判断をし、お付き合いを終了したところです。
私は、その時に思ったことを、はっきりと覚えています。
私は、「ずっと2番でいる事」に耐えられる女ではない・・・と。
「そこまで器の大きな人間には成れない」とも思いました。
その方とお別れをして、数か月後に今の再婚した夫に出逢いました。
書き込まれた内容を読みながら、その当時の事を思い出しました。
当時は、「好きだ」という想いや、
「一人になりたくない」という自分の弱さがあったと思います。
その思いの為に、彼の色々な部分に目を閉ざそうとしていたと思います。
「桐子」さんは、以下の様に書かれています。
<どんな考え方や過ごし方をしたら、
<楽に自然に幸せに生きていけるでしょうか?
「桐子」さんにとって考えられる事は全てやってみられた事でしょう・・・
「好き」、だけど「苦しい」。
「桐子」さんに、このメールで色々なコンサルをしても
空しいように感じています・・・・。
「桐子」さんだけが、考え方を変えたり、過ごし方を変える事で
楽に自然に生きていける事は難しいように感じるからです。
可能性を探り「桐子」さんが彼に伝え、問題を共有している様子ですので
ハード面から少しずつ彼の理解と協力を得て解決に向かいましょう。
まず、死別された方とのお別れが2年前だったとの事・・・
「桐子」さんが喜んでいると感じていらっしゃる様に、
彼は貴女の周囲の方の共通� �を、亡くした彼女に重ねた”縁”として
受け止めていらっしゃるのかもしれないと思いました。
また「「桐子」さんを幸せにする」と明言されているご様子ですが
既に、この様に「桐子」さんがボロボロな気持ちである事を彼はどう受け止めていますか?
こういった状況を伺うと、「「桐子」さんと生きていく」と選ぶのであれば
死別された彼女への気持ちは気持ちとして、その事を「桐子」さんにも背� わせている状況は
彼の貴女への甘えであるように私は感じます。
「桐子」さんは、「桐子」さんです・・・、
決して死別された方の変わり的な存在ではありません。
<不愉快、生理的に受け付けるのが難しいです。
<(前の方との共有していたものを使ったり、想い出の地にいくなど・・・)
この状況は、論外な事だと思います。
デリカシーに� ける行為としか、言えないと思います。
死別された方のご家族との関わりも、
彼の意思として距離を置かれる気持ちはないのでしょうか?
まずは、このような表面的な事柄を排除して視覚的にも状況的にも
彼は「桐子」さんの心と身体を楽にしてあげてほしいと思います。
こういった事を、一つ一つ具体的に解決していくことで、
「桐子」さんは彼に選ばれている実感が持てる可能性があります。
またお二人で、夫々のトラウマを乗り越える決意をなさる事なの� と思います。
「桐子」さんの笑顔の為に、彼が一緒に生きていく貴女をしっかりと選んで
「桐子」さんとの人生を大切にしたいと思えた時に
彼の在り方も変わり、「桐子」さんの不安も軽減されるように思います。
ただ、「桐子」さんの書き込みの中には以下の部分がありました。
<でも、彼くらいしか、私とつき合ってくれる人はいないと思ってしまっています。
この部分は、彼とは関係ないところで「桐子」さんが、自分に自信がなく
彼のあり方に割り切れなさはあるけれど、彼と別れたら一人いなってしまう・・・
という、「桐子」さんの抱える問題があると思います。
この部分は、ご自身で乗り越える必要のあるソフト面ですね・・・。
この事は、彼との別れの可能性が怖くて、本当の意味での創り合いを
「桐子」さんご自身が避けている可能性を感じます。
本当に「言いたい事」「望んでいる事」を相手に伝えていない可能性です。
結果として、彼には苦しい思うが本当には伝わらず、
彼は変わる事を選ばない・・・。
「桐子」さんは、「自分が選ばれてない」と感じ哀しみ、
この辛い状況を二人で受け入れざるを得ない。
悪循環ですね・・・
彼を信じられるのであれば、彼に伝えてみませんか?
でも、信じられないのは彼ではなく、自分自身なのかもしれないです・・・
一度、ご自身で考えてみられると良いと思います。
その原因が、「桐子」さんの親子関係に起� する事なの� とすれば専門家のサポートを受ける事もせんたくしかもしれません。
少し、参考になるか分かりませんが私のお話をしますね。
前述した死別の男性の前に、長い交際をした方がいました
色々な諸事情で、どんなにお互いが「好きだ」という気持ちを持って
お互いが努力をし、周囲にも働きかけ理解を得て一緒の生きていこうとしましたが
一緒に暮らしてみて初めて「幸せの場所」が違う事に気づきました。
好きだという気持ちは止める事が出来ません。
でも「好き」な人と生きていくことが「大きな苦しさ」と
「我慢」を伴うのであれば、その状況の私は、
そして彼も「幸せになれない」と二人で判断しお別れしました。
私は「幸せ」になりたいと心から願っていました。
そういった恋愛を通して、前述の死別の方と出逢った時に、
恋愛を継続して� 回りする事無く、早い段階でお別れが出来たの� と思います。
今の夫と再婚して6年になります。
私は、やっと自分の居� �所を見つけ、私だけを見て私だけを愛してくれる
大切にしてくれるパートナーと出逢い、幸せになれたように思います。
「桐子」さん、当時の私は48歳でした。
「桐子」さんは、もっとお若いの� と思います。
駆け引きをする必要はありませんが、
「貴女にとっての幸せ」は何なのかをしっかりと考えてみてくださいね・・・。
最後に自分が「幸せだ」と感じる事が出来れば、
それまでの人生、全ての時間を肯定出来ると思います。
応援しています・・・。
風早里美