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メールカウンセリング事例集

アダルトチルドレン

「ぱんだ」さん、保育士の私、自分の子供だけ愛せない

 

2014年10月12日 


*** ハンドルネー� ***
ぱんだ

 

*** ご相談の内容 ***

 

風早さん、はじめまして。
ぱんだと申します。

私は、二人の子どもがいて、保育士をしています。
仕事は、うまくいくのですが、自分の子育てが上手くいきません。

以前、私はACと言われたことがあり、そのせいなのかもしれませんが・・。

 

私は完璧主義で、上の子の育児は0歳から完全に生活リズ� を崩すことなく、

24時間体制で、毎日絵本の読み聞かせ、歌を歌うなど、

まるで仕事のように一日を過ごしてきました。

 

昨年、上の子が3歳児になり、下の子も1歳児になったので、再び保育の仕事に戻ったのですが、

保育園に入園した我が子は思ったような子どもにはならず・・。

そこから、自分の子どもに費やした時間と労力がバカらしく思えてきて、

八つ当たりというか、虐待にも近いようなかんじに接するようになってしまいました。

 

夫は育児に協力せず、仕事も早朝から深夜までの勤務です。
今まで私が3日お風呂に入れず(上の子が1か月のとき)

子どもしかお風呂に入れていなくても何も声もかけてくれませんでした。

私が、労いの言葉もないのか尋ねたけど、ありませんでした。
もちろん、体調が悪かろうが、私は自分で何もかもしなくてはいけません。

 

自分の実家も近いのですが、私は父と折り合いが悪く

(父の思うような進路を取らなかったので、今まですべて反対されてきました。

基本的にバカにされています。

本人に、今までのことをぶちまけましたが、何も謝罪はなかったです。

母に八つ当たりをしたようで、母には迷惑だからやめるように言われました。)

あまり� �れません。

 

母も、私は可愛いがっていなかったように思います。

話は聞いてもらえなかったし、鉄棒の練習をするのにひきずられたり、

ピアノの練習のことで、ほほが腫れあがり

担任の先生に心配されるくらい叩かれました。

 

ここのところ、上の子と下の子と関わっていると、

自分の言われきたことや(バカなど)

叩かれたことがフラッシュバックのように思い出され、私も子どもを叩いたり、

「あんたなんか産まなければよかった」と言ったり。

もう虐待です。


私は出産してから体調が悪くなりました。

体質も変わって、蕁麻疹に悩まされたり、ストレスにも更に弱くなりました。

爪も寝ている間にむしってしまうようになり、手足が深爪です。


過食も出てきて、パンを一斤食べたり、

冷蔵庫の食べるものをなくなるまで食べつくしたりしています。

正直味はしません。た� 、たべてつめこんでいます。

夫に相談したら、心療内科にいけと言われました。

子どもは、誰にみてもらうのでしょうか・・・。
(日頃、保育園に預けていますが、� �かり保育はできません)

 

今、すぐにやめたいのは、子どもへの虐待です。

心理的虐待も体への虐待も。


上の子も4歳児になり、ココロの傷が深くなる前にやめたいんです。

下の子に怒っているときの私を見て、おびえています。

かわいそうです。

でも怒鳴ってしまう。

 

自分の子どもにどうして、こんなふうにしか関われないのでしょうか。

自分の子どもが可愛くないです。
クラスの子どもたちしかかわいくありません。

友達の子どももかわいいです。

 

自分のこどもだけなんです。
全然かわいくないのは・・。

 

自分を変えるのは、自分しかないと読みました。

そうなんでしょうけど・・。

変える自信がありません。

 

毎日死にたいです。

 

*** ホー� ページの感想 ***
メール相談の事例集を何回も繰り返しよんでいます。

よむたびに涙がでます。

 




<お返事>

 

「ぱんだ」さん、初めまして風早里美です。

投稿の内容を読ませて頂きました。

 

何度も何度も読み返し、

何度も何度も、言葉の書き始めが浮かんでは消えました・・・・・。

どういった言葉も、「言葉の意味」を無くしてしまうからです。

こういった時、言葉は無力だと感じてしまいます。

 

目の前に、「ぱんだ」さん、貴女がいたら、

私は、どのような言葉をかけるのでしょう・・・。

いえ、言葉を失ってしまい「ハグ」したくなるような気がします。

 

「ハグしても、大丈夫?」と声をかけたら、貴女はどんな気持ちになって

どんな表情をし、どんなお返事をされるのでしょう・・・

 

 

 

「ぱんだ」さん、読ませて頂き、本当に行き場のない辛く、痛さを感じるお気持ちで

私自身も、底の無い深い暗い空間に落ちていくような錯覚を起こしました。

 

何度も何度も読み返して、少し� け分かった事が、

いくつかありますので、お伝えしたいと思います。

 

 

一つは、「ぱんだ」さんが、ご自身のお子さんを「愛したい」と深層で思い、

そう想える事を、心から願っていらっしゃるということです。

そうでなければ、「ぱんだ」さんは、こんなに苦しまないと、私は思います。

 

もう一つは、色々な事が複雑に絡んでいるという事です。

 

まず、ご自身の成育歴からくる親子関係に起� するものがベースで絡んでいる事。

そして、その上で子育てや生活へのご主人の協力が得られず

夫婦としての創り合いが不足している事。

愛情どころか、不信感と怒りとが交差し気持ちが疲れ、

「ぱんだ」さんの心が、乾いているようです。

 

そして、幼児である年齢のお二人のお子さんの育児と

現在のお仕事で、心も体も疲れ切っていらっしゃいます。

その上、事務系のお仕事等でなく「保育士」という児童に対する専門職である為に

多くの「子供との良い関わり」という知識が、貴女をより苦しめているようです。

 

「良い関わりを分かっているのに、やらない(やれない)自分」

「全く逆の、子供を傷つけ、精神的・肉体的に虐待している自分」

 

そんな言葉を、自分自身に投げつけ傷つけ、

元々ある心の傷口に塩を塗り付けているようです・・・。

 

 

出てくるのは、落胆の溜息・・・・、だけかもしれないですね。

声をあげて泣ければ、ま� ましだけど、

「虐待されて悲しいのは子供の方� 」と、更に泣けなくなっていませんか?

 

結果として、色々なソフト面(心)と、ハード面〈環境)が複雑に絡み、

ご自身では回復・解決の糸口を探せなくなっているように感じます。

 

 

「ぱんだ」さんは、私のHPの感想を以下の様に書いてくださいました。

 

≪メール相談の事例集を何回も繰り返しよんでいます。

≪よむたびに涙がでます。

 

何故、涙が出るか、分かりますか?

「ぱんだ」さん、貴女は、きっと・・・、

いっぱい、いっぱい泣きたいん� と思います。

 

自己分析・自分探し・・・・なんて、どうでもいいけど、

ただただ、理屈抜きに泣きたいの� と思います。

傷ついている、「ぱんだ」さんのインナーチャイルド(内なる子供)の為に・・・。

 

「泣く事」は、具体的なトラウマや何かではないですが、

多くの小さな傷つきを整理してくれたり、癒してくれたりするようです。

 

 

 

何度も何度も読ませて頂き、ここに書かれている内容をとらえて

何かの方法論をお伝えしても、”空しく”行き違うように感じます。

 

「~すべき」「~した方が良い」等は、すべて子供との関わりに専門家である

「ぱんだ」さんの思考の中には理想論な答えは存在し、

方法は分かっていて、選択肢がいくつかあるの� と思うからです。

 

ただ、それを良い行動として実践できない・・・

実践しようと思えば、

更に悪い行為・言葉を実行してしまうような悪循環を起こしているのでしょう。

� からこそ、ここで子育ての具体的なご提案をする事は無意味に思えます。

 

そこで、別の視点からお伝えしたいと思います。

 

もう、一人で頑張るのをやめませんか?

もう、自分を分かってあげませんか?

もう、自分を大切にしてみませんか?

もう、胸のあたりにある、

呼吸も出来ないような大きなブロックを、少しずつ溶かしていきませんか?

 

きっと、「どうすれば、自分を大切にする事になるか分からない」

と、貴女は言うでしょうね・・・。

”大きなブロック”は、ある事が当たり前で、

「どうしたら、溶かしていけるのか分からない」と、貴女は言うでしょう・・・。

 

自分自身で、もう一度、ご自身の書かれている投稿を読んでみて頂けますか?

読んでみて、どんな事を、この人に言われますか?

どんな感想をもたれていますか?

もう、お一人でこの状況を抱えている事は無理だと思いませんか? 

 

 

「保育士」という専門職� からこそ、子育てが苦しくなっている状況も

周囲が、「保育士」と思っている� けに、誰にも相談できない環境を更に作り出しています。

もう、「心の専門家」の手を借りてみては如何でしょうか?

 

ここに投稿をしてみよう、と思われた事自体、

「ぱんだ」さんが自分を変えるきっかけにしたいと思われているように感じます。

 

状況は似ているように感じても「似て異なるもの」、

すべての方の解決への道は、多岐に渡るものです。

繊細な情� �収集と、共に共感しあう時間の経過の中で相性の合う方(医師・カウンセラー)に身を委ね・・・

「人を信じる」という経験をされる事をお勧めします。

 

心が疲れている「ぱんだ」さんに、「これ以上� �張れ!」とは言いません。

� からこそ、「ぱんだ」さんが、

貴女自身を助けてあげてほしいと思っています。

 

 

「何をすればいいのか、分からない」

「もう疲れてしまって、何もかも考えたくない」

それが、「死にたい」と思う心の疲れなのですよ・・・。

「死にたい」のではなく、「疲れて終わりにしたい」の� と思います。

 

目の前に、「瀕死の状態の貴女」がいます。

助けてあげられるのは、「ぱんだ」さんだけです。

今の貴女の辛さが、しんどい気持ちと疲れた身体が

貴女自身を変える「エネルギー」に、きっとなります。

 

「今のままで、いたくない」

「この、ままでは嫌だ」

強く、強く、そう思ってください。

疲れきっていますから「死んで、終わらせる」事も、選択肢なのでしょう。

でも死ぬ前に「やれる事の、全てをやってから」でも

決して、遅くないのではないのではないしょうか?

 

先日、渋谷の「アップルリンク」という自主� 画等の上映をしている場所で

「胎内記憶を語る子供たち」という� 画を観てきました。

ファンタジーのようですが、

子供達が母親を選んで生まれてきた事を語っていました。

 

「真実」は誰にも分りませんが、ある意味で「事実」かもしれません。

私が、どんなに「産んであげたい」と願っても、

生まれてこなかった私の三人の子供たちは、天国に旅立ったからです。

そこに、子供の意思なのか、私の運命なのかわかりません。た� 、何かの意味があるようには感じています。

 

 

意味あって「ぱんだ」さんのところに生まれてきてくれているお子さんたちの為に、

疲れた心と身体だと思いますが、少し� け行動してみませんか?

自分を知る勇気と、自分を変える決意をして、

相性の合う専門家の方と出逢い、力を借りてほしいと願っています。

 

きっと、大丈夫・・・・

肩の力を抜いて、身体の力を抜いてみて・・・

疲れている自分を感じて、これ以上、� �張りすぎないで・・・

「もう、� �張らなくていいよ・・・」と、貴女自身に言ってあげてほしい。

 


貴女の心をハグしながら、願っています。

貴女が、少しでも”生き辛くなく”生きていける事を。

 

応援しています・・・。

 

 

風早里美

 


 

 

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